Natsuko’s Channel

与えるということ

与える人になりたい人へ、与えるとはどういうことか、
与えることと受けとることとは……?

 

・与える人になるためには

・与えること=受け取ること

・問題の裏側には同時に答えがある

「与えること」とは

今日は「与えること」ということについて、少しお話ししてみたいなというふうに思っています。
今回のお話は、たぶんすごく難しい回になると思うんです。

なるべく、みなさんにわかりやすいようにお伝えしたい気持ちはすごいあるんですけど、良い意味で、実はすべての具現化の秘密とか、祈りの秘密っていうことが全部込められてるのが、この「与えること」っていうレッスンになりそうなんですね。

もし難しかったら、わからないまま、この音声や動画を聞いていたり見ていてくださるだけでいいです。
そうしますと、潜在意識のところに入っていって、後になって「あっ」ってわかるっていうことがあるんじゃないか、とスタッフの1人も言ってくださいましたので。

だから、わからなかったらわからないまま、気持ちのご負担のない限り、繰り返しこれを聞いててくださったり、見ててくだされば、もうそれでいいんじゃないかな、という動画になりそうです。

まず「与えること」という意味について、二段階に分けてお話ししたいなというふうに思っています。
みなさんが体感しやすい、経験しやすい、イメージしやすいレベルとして。

例えば、ご自分がすごく気持ちが安定してて、安心してて、安らいでいらっしゃる方が、職場に行ったり、家族の中にいたり、学校に行ったりすると、やっぱりその場でみんなに安らぎを与えられるんですよね。

自分の中に安らいだ気持ちがあると、それが周りに映っていくというか、鏡の世界のように現実に反映していくというか、影響を与えます。

あなたが居てくれるだけで、場や雰囲気が柔らかくなるよとか、穏やかになるねとか、安らぐよって、みなさんが言ってくださったり、自分が持っている安らぎを、逆にみなさんからまたもらえるというか、褒められたりとか、認められたりとか、癒されたよって言ってくださって、お互いに、与えることと受け取ることが循環してくような感じっていうんですかね。

ですから、「与えること」っていうのは、実はその反対の言葉である「受け取ること」と一緒であるっていう感覚。
それを、この動画ではお伝えしたいな、と思っているんです。

 

自分が持っているものと同じものを相手にも与えている

逆の言い方のほうが分かるかもしれません。

ふんわりしてボーっとした人なんだけど、この方がいるだけで、なんか和むんだよね、みたいな。
お仕事とかそんなにバリバリできる感じじゃないんだけど、天然さんなんだけど、何かいると居心地がいい人っていたりするでしょう。
そういう方は、おっとりしてて穏やかで、本人が幸せで安らいでるんですよね。

それが周りに反映して、今日朝を慌てて会社に来たけど、なんかこの人の呑気な顔見てたらホッとしたな、みたいな。そういう方っていらっしゃったりする。

それが、与えることと受け取ること。
例えば、安らぎだったり、穏やかさっていうのが、グルグルと受け取られるイメージというのは、なんとなくみなさんお分かりになります?

ご自分が持ってるもの、持ってる雰囲気というのは、相手にも同じものを与えてるんですよ。これが「与えること」の意味なんですよね。

実際、与えてしまうと、それと同じものが映り込んで返ってくるっていうエネルギーの法則があって。
実際に、現実の暮らしの中で数々の場面というのは、いろいろな形で与える方だったり、穏やかさを受け取ったよって方だったり、どちらにしても、いろいろな場面で役割が行ったり来たりしてたとしても、みなさん何となく思い当たるところがあると思うんですね。

 

わたしがよく動画配信のレッスンなんかでお伝えしてるのは、ご自分が安らいでいて、そこにいるだけで周りの方を安らがせてあげれたり、与えることができる。
そんな人になるためには、自分自身が幸福に生きることを決意するというか。
ご自分が幸福である、幸せであるということが、逆に社会貢献なんですよ、ということが、お伝えしていきたいところなんですね。

みなさんがイメージしやすい、第一段階の「与えること」の意味は、「受け取ること」であるっていうこと、同じ喜びを交換しあえるもの。

「与えること」というのは、だからなくならないことですし、何か自分だけ与えて損をするっていうことではない、ということです。

人と人の間で明け渡されるものであり、受け取られるものの循環である、ということ。
そのことを、まずみなさんがイメージしやすいレベルのお話としてお伝えしたいことなんです。

ここまでは大丈夫ですか?

 

真実において、与えることと受け取ることは同じである

もう一つの角度として、この「与えること」の、実はすごい深い意味があってですね。
ここをちょっと上手にお話しできるかな、と自分でも思うんですけども、丁寧にお話ししてみたいと思います。

動画配信をさせて頂いて初めてメモを用意しました。
わたしはいつもメモとかを取らずに撮影しているんですけれども、今回は初めてお伝えしたいなって思ってることを書いてみたんです。

初めましてのご挨拶のところで、前にもお話しました「奇跡のコース」というニューヨークのコロンビア大学の先生が50年以上前にお書きになった心理学テキスト、霊的テキストの学習をわたしはずっとしてきてるんですけれども。
22カ国以上で、世界中で翻訳されている、心理学本としてもとても有名な人気のあるテキストなんですね。

そのテキストには、365日のワークブックが付いていて、1日1個づつ。
休んじゃってもいいんです。できなかった、半年やるの忘れてた、1年やってなかった、でもいいんです。

それでもとにかく1個ずつレッスンしていきましょうっていう、ものの見方を、心の見方を変えていきましょう、というワークブックのレッスンも付いている不思議なテキストなんです。
わたしもそれを1日1個ずつ何周もしながら何年もやってきた学習者の1人なんですね。

その中で、ほんとうに有名なレッスンの箇所がありまして、ワークブックの中のレッスン108番、
「真実において与えることと受け取ることは同じである。ひとつである。」
という箇所があるんですよ。

もう1回言いますね。
「真実において与えることと受け取ることは同じです。ひとつです。」
というレッスンがあります。

どうしてわたしがこんなにドキドキしながらお話ししてるかっていいますと、よくスピリチュアルのお勉強してたりすると、瞑想したり、お祈りをしてる時にビジョンが見えるとか、未来のこととか、自分がこうなるなんていうのがハッと分かる、みたいな。

覚醒の時に見える映像とか、声で聞こえる方もいるし、直感とかインスピレーションとしてパッと降りてきて、それで作品を書く方とか、お話をなさる方とか、チャネリングとかもそうですよね。

音楽をやっている方は、降りてきたみたいな感じで素敵な曲作られたり、絵を書かれたりする方もいるかもしれませんし、お仕事もパッとこれが閃いたって、あったりすると思います。

そういったお仕事じゃなくても、人生の岐路に立っていた時に、パッ!と、あっ!と、浮かんできたもの、そういうものを、閃きに似たものをビジョンというふうな言い方をするんですね。

わたしがずっとお伝えしてる祈りの世界ですとか、瞑想してビジョンを受け取る世界っていうのは、実はこの与えることと受け取ることがイコールであるっていう世界にすごく依存してますよ、非常にそこに関わりが深いですよ、と「奇跡のコース」では書かれてるんです。

ちょっと難しくないように説明していきますね。

 

真実という光の中では、対極はひとつになる

未来に必ずなることが見えるとか感じられる。
今そうなる、っていう確信に満ちたインスピレーションとか映像のことをビジョンというとします。

さきほどお伝えした、「与えることと受け取ることは同じです」。

でも、与えることと受け取ることって、全然真逆じゃないですか。
与えた、はい、受け取った、って反対方向の意味がひとつになるっていうこと。

ビジョンというのは、祈りや瞑想、光や愛のなかで、反対の意味のものがクルッとひとつになるみたいな状態を、ビジョンって言うんですよ。分かります?

与えること、受け取ること、だとなんとなくどっちも良い意味だから受け取りやすいけれども、例えば、敵と味方とか、許せない相手を許せた、みたいな激しい意味でも、それが対極のものがひとつになって和解するというか、完全に調和すること。というのが、ビジョンそのものの意味なんですね。

だからビジョンというのは、真実という光の中では、二極の対極がひとつになってしまって、溶け合って、癒されている、とコースには書かれてあります。

ビジョンというのは、すでに癒されてる存在だから、だからこそ癒しの力がすごくて。このビジョンを見ただけで安心して癒されてるから、その癒しを受け取った方がふわっと癒されてるから、二極の対極のものが溶け合って、いろんな方や、世界に映り込んで形になるという側面と、効果や有効性が同じ意味なんですよ、という説明がコースでされているんです。

ちょっと難しいですか?大丈夫ですか?

わからなかったら、ただ「ふーん」って聞くだけで、流してるだけで全然結構ですので。

それでも、みなさんに今ほんとうに大事なことをお伝えしてます。

以前にわたしが別の動画でお伝えした、疑いを持たないっていうこと、疑わないで祈るということが、祈りで願いを叶えたり、具現化する時に最強に強いというお話。

その疑いを入れない、という話と同じなんです、今回のも。

要するに、「信頼する」の反対は「疑う」ですよね。
信頼できなくて疑ってしまう。
ビジョンというのは、疑わなくなるから、祈りや確信という世界は、それが溶け合ってしまって、真実という光の中では、対極する意味が溶けてしまうから、疑いがなくなるからひとつになってしまう、という世界なんですよ、と説明してるんですね。

だから「与えること」と「受け取ること」はイコールである、というこの練習。自分が安らいでいると、安らぐものを相手に渡せるっていうようなレッスンというか。

そういう生き方とか、在り方というのは、対極の意味がひとつになって、溶け合うそのビジョンというものを見やすくなる訓練としても、非常に効果的である、ということが奇跡のコースの中にも書かれていて。

難しいですか?大丈夫ですか?

 

問題の裏には同時に解決がある

対極の意味は実はひとつ、というエッセンスや感性が分かりだすと、問題は常に解決と一緒に現れてる、ということが分かります。

先日も、すごくいいご質問をしてくださった方がいて、

「自分はスピリチュアルの勉強をいっぱいしていて、具現化を早くしたいって思ってるのに、わたしは祈っても具現化が遅い気がする。感情の整理がまだ終わってないんでしょうか?浄化が終わってっないんでしょうか?長く勉強しているのに」と。

わたしのクラスにも、ほんとうによく来てくださっている方で、とってもいいご質問だと思うんです。

「わたしは具現化が遅い」という問題を彼女が持ってるとして、この「受け取ること」と「与えること」、対極が溶け合うという練習のひとつとしてこの問題を見た時に「具現化が遅いわたしはダメ」なのではなく、その後ろ側に同時にあるもうひとつの正解は「わたしはゆっくり具現化したい」ということですよね。

禅問答のような言葉遊びのような気がするんだけれども、実は「わたしの具現化は遅い」のではなくて「わたしは急に変わるのがすごく怖いし、抵抗してしまうから、ゆっくり具現化をしたい」という解決が、答えが、問題の裏側にあるわけですよ。

これがわたしのビジョンだし、真実だし、いまある正解という、そんな見方です。これなんですよね。奇跡のコースのレッスンは、ここでもっと専門的になっていくんですけれども。

いつも問題の裏には実は同時に解決がある。

わたしが安らいでいれば、職場で安らぎをみんなが受け取って、おっとりして可愛いねって、なんか笑っちゃったって、穏やかになってきたよ、みたいな。

受け取ることと、与えることは実は同時であるっていうレッスンっていうか見方ができるようになると、疑うということがなくなってくるんです。

二極の対極するものは、結局ひとつで、同じである、ということ。
陰陽というのはひとつで、実は同じ意味がクルクルしていて、ひとつである感覚。

もうこのへんは、言葉ではちょっと説明できないので感覚で受け取ってくださったら嬉しいんですけれども。
この習慣ができるようになると、ビジョンというものがどんどん見れるようになってくるんですよね。疑わなくなるから。

対局するものは結局ひとつなんだからと、ポンって、ひとつの時間のない世界で、自分の未来や夢に確信が持てるようになるレッスンがスタートしてくるんですよ。

なんか難しいかな?
神回になるといいんですけど。

ただこれを見てくださって、聞いてくださるだけで大丈夫です。
分からないままでね。

そんな感じで、与えるってこと、自分が持ってるものをただ与えますよ、と。
何かしようとしなくていいから。
わたしは穏やかでいる、幸せでいるということを、ただそのまま、そのままでいるということが、相手に与えてるということ。

それを、いまお伝えしたから分かったじゃないですか。
わたしが穏やかでいれば、それが相手に与えられていることなんだな。
みなさんが安らいでくれているんだな、そしてわたしが受け取れるんだな、って思う毎日をちょっと意識して暮らしてみてください。

ただそれをやっているだけなのに、ちょっと難しい解釈をさっき言ったように、なんか自分の未来とか夢に確信が持ちやすくなってくるんです。

ちょっと今回は、もう頭で理解しようとしないでください。
ただそれを、「そういうものなんだ」っていうふうに。

分からなくていいから、分からないままでいいから、「分からないんです」と質問なさらなくて大丈夫です。
分からないまま、これをちょっと繰り返し見ていてください。

これを見ているうちに、みなさんのなかに、それはひとつであるっていうビジョンを見れる感受性と波長が育っていって、気がついたら分かっている自分に到達して、現実創造ができる感受性の蕾がふわっと開いていくようになると思います。

今日はちょっとこんな不思議なお話をしてみました。
不思議なのに、最後まで見てくださってほんとうにありがとうございます。

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