Natsuko’s Channel

怒りを鎮めたい

すぐ怒ってしまう、
夫や子供に怒ってばかりいる、
怒りがなかなか抑えられない、

もう怒りたくない、と思っているあなたへ……。

 

・怒りの原因は我慢

・怒っている人は愛情が強い人
・その怒りはあなたのものではないかも?

 

 

怒りを鎮める方法


今日は、怒りがなかなかおさまらない方とか、いろいろな出来事・事件、職場や、お子さん、ご主人、同居しているご両親、義理のご家族、だったりに怒りが止まらない、という「怒りについて」というお話をしたいのと、その怒りを鎮めるには、どういうことをすればいいのかな、ということをお伝えしたいなと思っています。

 

3つの怒りのパターン


まず、怒りというのは、わたしのなかでは、ある我慢の結果だと思っているんです。

一番言いたいことを言うべき人に、言いたかった人に言い逃した。

伝え逃して、「ほんとうはこれが悲しかった」とか、「苦しかった」とか、「甘えたかった」とかということを、言いたかった人に言えなかった、言いよどんだ、我慢して蓋をした……というものが、たまりたまると怒りになるというのが、ひとつあります。

もうひとつが、怒っている人というのは、「怒ってしまうわたしはダメな人」じゃなくて、愛情が強い人が多いんです。

「これを良くしたいのにそれをわかってもらえない」とか、正義感ですね。

自分の中にそういう熱い思いがあって、情熱的な方、その方がそれを披露できない、発揮できない、与えることができないという、我慢と一緒で蓋をされてしまうと、それが熱量になって、怒りみたいに感じるということ、がひとつです。

もうひとつがですね、これはわたしのケースでもあるんですけれども。

隣に怒っている人とか、周りに怒っている人がたくさんいるとそのエネルギーが入ってきちゃう。

人のエネルギーって繋がっているので、「愛」と言ってもいいんですけど、「たったひとつの愛」でもいいんですけども、全部が繋がっているので、それが入ってきてしまって、なぜだか知らないけれど、まるで自分がずっと怒っているような気がするんだけど、実はそれは、夫のほうがひそかに怒っている感情が流れてきていた、とか、お子さんが怒っている感情が流れてくるとか、上司だったり、後輩だったり……という誰か別の人のエネルギーが、その感情が入ってきてる、それで自分の怒りが止まらないと思っている。

この3つが考えられるんです。

 

パターンが分かると怒りのエネルギーが軽くなる


みなさん、いまお話していた時に、「あ、これだ! このパターンだな」って言うのがわかった方いらっしゃいます?

パターンがわかったときって、一瞬ふわって軽くなります。こう、ぐーっとなっていたものが、感情とかエネルギーが、ふわっと軽くなる、それが正解です。トランプでいう、神経衰弱みたいなものですね。7と7が合わさって、はい、上がり! みたいな、そんな感じで。

わたしなんかは、誰かすごく悲しかったり、怒っている人がいると、カウンセラーの仕事もさせていただいているので、入ってきてしまうことがあるんですね。

入ってきちゃうということは、自分も同じ波長を持っているから、ギザギザのコイルの形が一緒だから、カツン!とハマるわけですよ、

わたしも人間ですから、普通に怒りもありますし、悲しみもあるし、寂しさもあるし、ネガティブな感情はいっぱいあります。

だから、その種を持ってますし、その波長を持っていますので、それがパンッと合わさって、ズン! と入ってくるみたいな感じで……わたしの場合は、ほとんど人の感情なんですね。

もっとそれをさかのぼっていきますと、みなさんの幼少期ですね。

みなさんのお母さんが怒りっぽかったり、お父さんが怒りっぽかったり、自分よりも先に生まれた、お兄ちゃんやお姉ちゃん、一緒に住んでいたご親戚のおじいちゃんやおばあちゃん、あとは学校の先生ですとか、そういった自分よりも目上の人で、一番近しい人たちの中に、そういうエッセンスが強い方がいらっしゃったりすると、それが入っている場合が100%に近いくらいあるんです。

なぜかというと、子供の時のご自分って、ほんとうに愛情深くて、ピュアで素直なので、スポンジのように無意識にそういう感情を全部吸い込んでしまうんですね。

だから、ほとんどみなさんが思っている怒りの感情というのは、実はだいたい親御さんの感情だったりすることが多くてですね……。

「じゃあ、それだったらどうしたらいいんですか?」ってなりますよね。

 

共感力の高い人(エンパス)の怒りの原因とは


それが、「お母さんのだな」とか、「お父さんのだな」とか、「これは兄のだな」とか、逆に「ずっと面倒見ていた妹だな」という名前当てがわかると、パッとエネルギーが軽くなるんです。

逆に言うと、軽くならなかったらハズレなんです。

だから、自分が「あの方かな?」と思うときにハッと思うのがあって、ふっとエネルギーが重なると、消えるという特徴があるんです。

怒りというのは、すごくネガティブ感情なので、わたしは本でも書かせていただいているんですが、そのネガティブ感情をー1の感情とします。ー1をプラスにするためには、ー1をかけたほうがいいんです。

エネルギーって累計で増えるので、かけ算で増えるところがあるんです。
これは、物理学の本を読んでいただけるといいと思うんですけれども。

思いというのは、思考というのは、エネルギーがありますので、その怒りが自分の中にあった時に、その源というか同じものを持っている人に会ったときに、そのマイナスをふっと重ねたときに消えたら、正解なんですよ。

これが神経衰弱的な、カルタ合わせ的な、怒りの開放の仕方なんですね。

これは、エンパスと言って、みんなの感情がひとつであることがわかっているので、入ってきちゃう、そんな感覚・エッセンスが強い体質というか、そういう人をエンパシ―と言ったりするんですが、【共感力】が高い方ですね。
本来、みんな高いんですけれども、著しく高いというか。

そういう方は、「これは誰の感情かな?」というのを、お名前当てができると、ふっと軽くなるという。

なぜ軽くなるかというと、これ、わたしじゃないって、正気に返るからです。
わたしの感情だと思っているからつらいんですよね、だって、違う人なのに。

「借りた消しゴムだから、返そう」みたいな。いつまでも使っていないで!みたいに、わたしはいつもレッスンで笑ってお伝えしているんですけれども。

自分のものじゃないから、いくら癒しのワークをしても、癒されないんですよ。

人のものだから、返したほうが早いというか、これは誰のものだった、とわかったほうが、消えるんですよね。自分のものじゃなかった、というのが、正気に返ることなので。

覚醒ですよね、目覚めるわけだから。
そうすると軽くなりますよね、愛に戻るわけだから。

だから、人のせいにしてるとかそういうことではなくて、「これは人のエネルギーを入れてるな」ということを、カルタ合わせするんです。

というように、マイナス×マイナスして、プラスに変えてしまうというのも、ひとつの怒りを鎮める方法です。

 

怒っている人は愛情深い人


ちょっと、順番が逆にさかのぼっていきますけれども、怒っている自分がダメだということを、思わないであげてください。

だいたい、怒っている人というのは、愛情深くて、何かを良くしたいというような、非常にポジティブな動機が後ろに隠れている方が多いんです。

スピリチュアリティのレッスンをなさると、みなさん必ず言われますよね?

「ポジティブとネガティブは実はイコール」みたいな、陰陽というお勉強って、きっとされていると思うんですけれど、全くそうですね。

「大好き」と「大嫌い」は同じなので。

すごくあれが嫌い、とか好き嫌いが多い方というのは、結局イコールなので、大きなエネルギーが「大好き」って転がればドンッとそっちになりますし、それが嫌いになれば大きくそうなるだけなので、動かしているエネルギーは一緒なんですね。ただ角度を変えただけということなので。

「大嫌い!」って言っている人は、だいたいツンデレで、そう言うことに対して大好きだったり、ほんとうは、愛していたり。

だって、「子供をすごく怒ってしまって止まらない」とか、「夫にすごく怒りを感じて止まらない」ってそれは、一度自分が好きになった人ですよね?

だいたいほとんどは、やはり望んで生んだりとか、好きで結婚したりとか。

でも、それがなんか正直に思うように伝えられなかったとか、理解できあえなかった、重なれなかった、ことで、悲しくなって、爆発する、みたいな感じだから。愛情の深い結果なんだなということは、ほんとうのことなので。

慰めで言うわけではなくて、取ってつけたように怒りを鎮めさせるために言っていることではなくて。それがほんとうのことだということをわかってください。

 

言うべき人に正直に本音を伝える


もうひとつが、一番最初にお話しした、ご自分が言うべき時に、言うべき人に言えなかった、ということをずっと持っているということで怒りがわいている場合。

「一ヵ月前の話でそんなことを言われても、俺、知らなかったよ、悪気ないし」と、夫に言っても言い返されてしまうとか、義理母に言いたかったけど言えなかったことを言うと、逆にすごくいじめられる、何倍にも返されてしまうから言えない、とかいうことがあるかと思いますが、わたしは伝えたほうがいいと思っています。

感情的になって伝えなくてもいいじゃないですか。

こんなことを思ってほんとうは悲しかったんです、ほんとうは、ちゃんと帰ってきてほしくて、お子さんのお手伝いをしてほしかったんです、とかというのを、正直に、素直に、淡々と、お伝えするということ。

「一ヵ月前だったんだけど、言いそびれていて、それをためてしまって、勝手に怒ってしまった」
「怒ってしまった部分は、言えなかったわたしの責任だけど、ほんとうに言いたかったメッセージは、本音はここなんです」

ということを、期限が過ぎていても、わたしはできれば丁寧にお伝えした方がいいと思っています。

怒っている人って、だいたいそれが言えなかったり、怖がりだったり、気を遣っている場合もあるわけですよ。
そういうのを窺っているというか、自分が否定されるのが嫌だから言えない、という方が多いんです、

怒っている方の深堀りを、「どうして? どうして?」ってカウンセリングで聴いていくと、やっぱり、「なんか、嫌われたら嫌」とか、それで言わないのに、怒っているんですよ。
二重の負荷を自分にかけているので、すごくつらいですよね。

やはり、怒りというのは、たくさんためていますと、身体の病気とか故障とか、ケガとか、ポリープとかを作りやすい傾向にあるんですね。

だから、ぜひ健康を保つということから考えても、どんなに怖いと思っている上司だったり、義理のご家族だったり、ご主人だったりしても、わたしは、それをちゃんと、もう一度言う、対話する、ということは、ぜひ健康のためにも、することだと思ってます。

それこそ、自分を大切にする責任だと思う。
それで相手が怒ってしまうとか感情的になっても、それでも、わたしは伝えたほうがいい、それが、怒りを鎮める一番の方法だと思っています。

そして、そういった正直な本音の対話を、レッスンというか繰り返していく。

わぁわぁって向こうから、今さらって言われても、タイミングをこっちが逃しているから、と言われるかもしれないけど、それでもやっぱり話をしていく。
ごちゃごちゃごちゃごちゃしながらでも、けんかをしたりとか、悲しい思いをしてでも、わたしは、向き合って対話をしていく、というのが、一番近しい家族だったり、同居してるメンバーだったり、会社で近しい目の前にいる上司だったり、チームの後輩だったり、だと思うんです、

だからわたしは、ぜひそれは言ってほしいと思います。

勇気を出して言わなきゃいけない時もあるかもしれないけど、ぜひその勇気を出してほしい。そのまま持っていたら、やっぱり病気になりやすい、ストレスになりますからね。

 

あなたの本音は贈りものです


だからぜひその、怒りというギフトボックスのリボンを開けて……それを、「これです」と、「この感情がわたしです」ということを、伝えてほしいなと思います。

それはほんとうに実は贈りものなんですよ。わたしは、人が本音で話してくれるときって、すごくうれしいです。わたしは。

それがクレーム的なものだったり、甘えている依存的なものだったり、素晴らしい感想だったりとか、こうしたら?という提案だったり……。

何の形をしていても、わたしはそこに、その方が自分自身に一致して言ってくれることがすごく好きなんです。

なんか、本音ってそれだけで、ふわっとさせる力があるんですよ、みなさん。
だから、本音が言えないじゃなくて、【本音は贈りもの】だから、ぜひ試してほしい。本音を言うことが、人に贈りものを差しあげることなんだということを、ちょっと試してやっていただきたいなと、思います。

そして、できれば、ご主人様に言いたいことを、お友達に愚痴を言うというのはおすすめしません。わかりますよ? 気持ちはわかる。
わたしもそういうこともしてきたし……でも、効率が悪いし、癒されない。

やはり言うべき人にちゃんと言う、というほうがシンプルだし、それができないと、ずーっとその相手から、逃げ続けていることになる。

相手から逃げている人というのは、結局自分の本音から逃げているじゃない?
一番言いたい人に、言ってないんだから。

だから、自分がこの人に言いたい! という本音は、どんな返事がこようとも伝えていくのが、わたしは人生だと思うので、ぜひ、それをやってほしいなと思います。

 

怒りは本音を伝えるレッスンの合図だと思って

怒りが強い人は、ダメな人ではなくて、すごく愛情深い人。
本音を言うことが怖いと思っても、それは贈り物だから、ちょっと言ってみようと思うこと。

自分が言って、攻撃してくる人というのは、だいたいこっちに怒っているんではなくて、自分のことが嫌いなんですよ。

だから、怒りがおさまらない方というのも、自己否定が強いところがありますから、ご自分が、ちょっと自分がダメだなとか、こういうことやっちゃいけないな、という×印が自分に多いから、言えなかったり、言いそびれてしまったり……アクセル踏みながら、ブレーキを踏むみたいなことをして、すごく体と心に負荷をかけているので、難しいことをしない。

まずは自分の本音を伝えていく、ということ。

それは、悪いことではなくて愛情深いことなんだ、ということを、見方を自分に対して変えてみるということをしてあげてください。

自分はすごく愛が深い人なんだなということを、認めてあげてください。

その愛を、怒りのほうに使わないで、ほんとうは好きですとか、ほんとうはこれをしてあげたいから、とか、ほんとうはただ一緒にいたいからとか、そういうことを言えるレッスンの合図だと思って……怒りを使ってくれてらいいなというふうに思っています。

ちょっと難しいかもしれないけど、少しずつでいいから、トライしてみてください。

わたしは「怒っている人はかわいいな」、といつも思っています。はい。

 

N

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
sp-cta
pc-cta